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La Bottega Artistica in Tokyo
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9年間のイタリアにおける活動の後、帰国したアンティーク家具修復職人のブログです。
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マルケ州の整理ダンス 修復してます その4
材を補足したり、木の割れを再結合したり、とにかく、木を接着するする際に、接着面同士の間に隙間がない事が理想的ですが、そういつもぴったり密着する面をのりづけ出来るわけでもありません。そんなとき活躍するのが、自家製修復パテです。これは使用する接着剤(ボンドでも、膠でも)と接着しようとするものと同じ木のおがくずを混ぜ合わせて作ります。おがくずは茶こしでふるって細かい粉末状のものだけを使用します。帯鋸盤や、丸ノコ盤の上にたまったおがくずを、気がついた時に、木の種類別に分けて保存しておきます。これを、普通に接着剤を塗った上に薄く塗ってから、クランプで締め付けます。接着剤やパテの余剰分がにゅるにゅるーっとはみ出してきたらOK。後は6時間から24時間、そのままほっといて、乾けばもう、隙間に入り込んだパテも含めて完全に一体化してます。何せ、彼らから出たおがくずですから。木の割れ目の補修にも市販のパテを使うよりは、何のおがくずでもいいから、接着剤との混合パテを自作する方がいいです。市販のパテの殆どが、接着効果を持たないので、パテが乾いて縮むと、ポロッと落ちちゃったりするんです。
これはもう完全に、接着剤も乾いて、修復の終わった引き出しです。修復箇所が白く目立っているので、最後に染料で少し色を付けてあげる事にします。でも、修復の痕跡は、探せば分る程度に残してある事は、意外に大事だったりもするんです。
欠損が激しくて、元は何があったかを推測に頼るしかないような状態の文化財クラスの家具についてなど、欠損部を透明なアクリルで補修したりします。「オリジナルがどうであったか確かではないけれど、様々な背景から推測した上で、こうであったと思われる」という表現なんですね。
まあ、この子みたいに、まだまだ人の生活空間の中で働いてもらわなきゃいけないような家具については、修復の痕跡を残す事、というか、後の修復がやりやすいような方法を選ぶ事の方が大切なんですけど。
しかし、
人生、自分がそうしたからと言って他人もそうしてくれるとは限らない!
ご覧ください!
(って、見えるかしらん)これは、家具本体側の引き出しが収まるところですが、レールになる部分が摩耗しまくって、ボロボロです。奥の方なんか穴があいちゃってる…これじゃあ、引き出しもガタゴト引っかかっちゃって動きゃしない。
前回、「引き出しの開閉がスムーズに行かなくなるのは、引き出し側か家具本体側が摩耗して…」とか言って、引き出し側の、“後の修復の事なんてじぇーんじぇん考えてない”“偉大な修復術”とバトルしたのでした。私もそーとーボケてるな。始めっから本体も見とけよ…もー。
実は、問題は本体側のレールに、むしろあったんですねえ。オリジナルのレールの内側に、クルミの板が見えます(もちろんガゼイン膠でベタ貼りされてます)、これが新しいレールです。ようするに、
彼
は、本体側のレールを修復するなんて面倒くさい事はせずに、引き出し側の構造を変える事にしたのです。あの、幅広のクルミの板には、新しく本体側にベタ貼りしたレールにのせるため、という深い意味があったのですね…。 うーむ、ますますもって、
グッドアイデアじゃ!
底板が割れてなけりゃね・・・
でもさ、この方法だと、底板に負荷をかけずにあのクルミの板を固定するのは不可能だもの、だから、残念だけどそんなにグッドアイデアでもないよ。
さて、どーしよう。こんな狭っくるしい穴に半身突っ込んで、オリジナルのレールを修復するなんて無理だし、第一この、てこでも動かない新しいレールが邪魔になって、ノミも使い辛い… 仕方ない、解体じゃ!レールも床板も、そっくりそのまま取り出すしかないー。フェーン、えらい事になっちゃったなあ (´д`)゛
やった、やってやったぞ…フー、フー、アタマにとげ、刺さってない?なんか痛い…。だって家具の中って木が全部ささくれ立ってて…
でも、こんなの出ました。これをオリジナルに戻すのだ。まだあと、下の2段もやるの〜? げー
Mamma mia...
HP・
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アンティーク家具
家具修復
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みんなの【アンティーク家具】をまとめ読み
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by
tomoko-ingp
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2007-11-21 01:47
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アンティーク家具
マルケ州の整理ダンス
整理ダンス、と呼ぶ事にします。元々はフランス発祥のデザインで、"Secrètaire" と呼ばれ、多くは上部構造に、縦に開閉する扉を持ち、それが開いている時は書き物机となる、いわゆるライティングキャビネットです。しかし、このタイプはデスクの機能を持たないタイプとして、フランス、イタリアではよく見かけます。"Secrètaire" は17世紀から19世紀にかけて流行した家具です。
さて、我らが整理ダンスを眺めてみます。先ず、目を引くのは何といっても観音開きの2枚の扉を飾るレリーフでしょう。 2組の母子像、片や農村の、もう一対は海辺の…まさに、海辺の街の背後にすぐ、連なる山々を控えたマルケ州の生活風景が描かれている事に気づきます。これを買った古家具回収屋のマッテーオはマルケ人です。マルケ州はトスカーナ以上に木工が栄えた州です。平地が少なく、森林に恵まれている、という地形上の理由もあるのでしょう。
制作年代について。1800年代前半のインペリアル様式(神殿等の建築要素を家具の装飾として使う) を引き継ぐ、内外4本の丸柱は1800年代のものですが、レリーフ彫刻は自由で、私的で、形にとらわれないスタイルです。20世紀に入って作られたものといった印象です。修復過程で、決定的なものが見つかるかもしれませんが、外観からは1900年前後、と判断しておいていいでしょう。
材質は、彫刻してある部分や、装飾用の柱など、可視部分にはクルミを使っています。引き出しの中になる部分や背板、不可視構造部はモミの木です。日本でいえば杉みたいなものです。
マッテーオが面白いことを言ってました。このタイプの整理ダンスは主に女性用で、これなんかは典型的な嫁入り道具として作られた、寝室に置かれるようなタンスだ、って。ふーん。そうか、実際、鏡なんかもついてるし、上下4つの引き出しは衣装ケースで、レリーフが母子像だっていうのも、なんかそれっぽいよねえ…。大芸術家の作品って感じじゃないけど、すごく愛情込めて作った感じはするし、何しろ、いいクルミの木をふんだんに使ってるから、私は気に入って買いました。外観は殆どこのままで商品になりそうだけど、よく見てみたら、結構手のかかる奴かも知れないー。乞うご期待!
HP.
La Bottega Artistica in Tokyo
はこちら
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アンティーク家具
家具修復
イタリア
みんなの【アンティーク家具】をまとめ読み
▲
by
tomoko-ingp
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2007-11-16 01:46
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アンティーク家具
苦節3ヶ月! ようやく仕事に戻れるよお〜!
何てこった、何てこった…。7月末に日本へ戻ってきて、向うから送った荷物を待つこと3ヶ月。荷物は1ヶ月後、予定通りに東京港に着いたのに、税関でブロック!!危険物の密輸だ、懲役だ、罰金だ、あげくの果てに、麻薬原料の密輸だって・・・まあ、どうなっちゃったんでしょうねえ、私の人生って。同じ事を違う国でやろうとすると、こんなに厄介な事になるなんて・・・。のっけから派手につまずいてしまいました。
正直言って、もう気分的にはぼろぼろ。” 荷物が来た、さあ、気を取り直して” なんて簡単には行きません。間抜けな楽天家がリスクを甘く考えて事に踏み切って、思いっきり、取り返しのつかない状況にぶちあたってめそめそしてる…と言ったところでしょうか。何しろ、独りなんです! これは、ビビります。
これを実感したら最後、もう怖くて、心細くて、考えないようにする為に必死で工房を整備して、作業台や道具箱を作りながら機械をカスタマイズして…これをやりながら、実はこんな事も4、5年かけて、仕事しながらやってきた、という事にまた、気づいたりもして、取り返しのつかない大切なものをこんなに簡単に置いてきてしまった自分が、気違いなんじゃないかと・・・
その矢先に、税関検査で引っかかった、という知らせが来て、それから2ヶ月、とにかく何をしてたのかも思い出せない・・・。
まあ、このブログを再開する事ができたので、リハビリをかねてこの最悪の時期を検証していく事も出来るかもしれません。ボルゴのえみちゃんとミルコにも返事を書かなきゃ。
ほら、私の新しい工房。La Bottega Artistica の東京支店だぞ。Anghiari のはクラウディオに任せたからね。大丈夫かなあ、あいつ。
下の写真がおととい、荷物が来て、足の踏み場もない工房。明日から修復を再開します。(特に、自分の)
あー、HPを作ったんでした。まだあちこち工事中ですけど、古物商許可が来るまでには何とか形になるでしょう。
La Bottega Artistica in Tokyo
私の工房に立ち寄る感じで、覗いてみて下さいね。このブログ共々よろしく。
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アンティーク家具
修復
イタリア
みんなの【アンティーク家具】をまとめ読み
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by
tomoko-ingp
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2007-11-15 01:07
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アンティーク家具
日本へ行くアンティーク家具達
結局、慣れない事というのはついつい、おろそかになりがちで、このブログも本当の三日坊主になってしまいました。 日本へ行く家具もおおかた揃って、後は輸出に向けての準備をしているところなのですが、これも私にとっては初めての事なので、なかなかすんなり事が運びません。
アンギアリは夏のまっただ中です。気温も40℃くらいになりますが、湿度が低いので日陰にいる分には東京程暑さを感じません。この古い城塞都市は、からからに乾いた石の塊となり、烈しい太陽の光の中で、全ての色を失います。空は暗いような青と輝くような白のコントラストで無限に広がっています。午後の人気のない道を自転車で行けば、太陽の光と風が、体を抜けていくのがあまりにも強烈に感じられて、透明人間にでもなったような気分になります。
究極の明るさと、その光によって其処に必然的に生まれる深い陰の闇、ルネッサンス芸術を完成させた一つのエレメントは、この自然環境に他なりません。そして、この光と闇のコントラストはアンギアリの人々の中に、もはや遺伝子レヴェルで組み込まれているようです。
修復師の仕事は、闇の中に沈んでゆきつつある歴史の中の人間の営みを、光の下へ返してやる事で、継承して行こうとする事です。イタリアにおいて、アンティークは単に過去の遺物として、止まった時間の中に留まるわけではありません。(美術館入りするような、既に完結しているようなものは別として) 構造的な欠陥があれば補い、美学的に”こうした方が良い”と判断されればオリジナルの意匠を変えない範囲で手直しも厭わず、この先も歴史の証人として現在の修復師の意志や美意識も継承しようとします。そういった意味で、修復師の教養や、美的感覚は絶対不可欠なものとされます。これが、イタリアにおいて、修復の事を”ARTE del RESTAURO" と呼び、修復=RESTAURO に "ARTE" =術 の副称を与える所以なのです。
このアートは, 人々にとって、非常に身近なもので、生活の中に常に置かれ、使われています。
イタリア人の美的センスはこんな風にも培われていったように思われます。私が日本に伝えたいと思うのは、こういった生活の中の、感覚的な豊かさです。写真の中のボロボロの家具達を、どのように光の中に返してやる事ができるのか、それを皆さんの中で、美しいもの、として認識して下さる方があれば、これらの家具達は、”200年前にイタリアで生まれて生きて、海を渡って日本で生き続けた歴史の証人” として、更に多くの人を彼らの歴史の中に巻き込みつつ生き続ける事ができるわけです。これは、ちょっとした魔法じゃないでしょうか。私はこの仕事を続けていく為に、まだまだ勉強しなければなりません。一つの文化を伝える事は、いつの時代も大変な努力を必要とした事を私達は知っています。今回のイタリア滞在を終えるにあたって、ここで生きていたい気持ちを越えて、何となく朗らかな心境でいられるのは、日本の人達に見せたい”美しい文化” を手にしているからなのかも知れません。
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アンティーク家具
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修復
みんなの【アンティーク家具】をまとめ読み
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tomoko-ingp
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2007-07-08 16:56
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アンティーク家具
患者さん到着!
今日はフランコが、3つばかり、修復の仕事を持ってきました。私が帰ってきてるというので、来てくれたのですが、もう、ここで仕事する事は出来ません。切ない事ですが、もう決めた事なので。…とはいえ、わざわざフィレンツェから持ってきてくれたし、何よりも私自身もう、5か月もの間、のみや鉋に触れなかった、という事もあって、殆どこの手の作業に対する飢餓状態が限界に達しているわけです。1つくらいなら…後の2つはクラウディオがやればいいし…というわけで、一番重症の患者さんの手術をしようと思います。
この椅子は足が一本折れてなくなってしまいました。同じ桜の木を接いであげようと思います。
ポイントは、接いでやる木の形です。折れた部分をV字に切り込んで、そこへ新しい材をはめ込みます。これで、下からかかる力を全て椅子の足の内部へ逃がす事が出来るので、接着部がはがれる事はありません。
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アンティーク家具
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家具修復
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tomoko-ingp
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2007-06-03 17:26
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修理 修復
CLAUDIO と 工房
今日は一日中、陰惨な空から冷たい雨が降り続き、気温も一気に20℃以上も下がって、初夏の浮かれた気分も急転直下、何をしても憂鬱な一日でした。夕方、8時を過ぎた頃にやっと、雨も上がって白い月が顔をのぞかせています。明日は少し天気も持ち直してくれそうです。
さて、今回は、私の相棒クラウディオを紹介します。珍しく、仕事してます。すっごい怠け者ですが、いい奴です。日本にも来たがってるけど、あんまり働かないので、旅費だって稼げません。9年前、アンギアリ国立美術学院では私達二人だけが唯一の”大人”でした。あとはみんな、14歳から20歳くらいのいわゆる高校生。私は当初、挨拶すらろくに出来ないような語学レヴェルで、突然の高校入学、という予期せぬ展開に死ぬ思いで勉強していた事を思い出します。クラウディオはイタリア人ですが、ウンブリア州、ペルージャの出身で、トスカーナの田舎においては外国人も同然、特にトスカーナ人とウンブリア人は対抗心が強く、彼もまさに敵陣に乗り込んだ、といった感だったそうです。隣同士の州なのにおかしなものですが、歴史的なバックグラウンドは今だに根強く受け継がれているようで、お互い、自分たちの世代には何の関係もない過去の反目の歴史を引き合いに出しては、悪口を言い合っています。まあ、どれも罪のないものですが。遡ればルネッサンス時代、文芸復興、人文主義の風潮を謳歌していたトスカーナと、隣国ペルージャ、未だにカトリック教会の強力な影響かにおかれていた孤高の城塞都市。その強固な軍事的立地条件の為に、トスカーナ軍は再度征服を試みますが、成し得ずに終わります。…彼らの対抗心はその頃からのものだそうです。その他にもいろいろあるそうですが、忘れちゃいました。
とにかく、私とクラウディオも反目しつつも、一緒に工房を築き、まがいなりにも4年間一緒に仕事をしてきたわけです。今回の私のプロジェクトも、彼の協力あっての事なので、親愛の情を込めて、紹介します。
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私事
イタリア
みんなの【私事】をまとめ読み
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tomoko-ingp
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2007-05-30 07:23
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イタリア
はじめまして。
はじめまして、ブログ初登場です。先ずは簡単なプロフィールから始めたいと思います。
ここは、イタリア中部、トスカーナ州とウンブリア州の州境にある、中世からの城塞都市で、ANGHIARI(アンギアーリと読みます)です。
私が9年間ここで学び、暮らした町です。
今回、生活の拠点を一時故郷、東京に移す事に決め、帰国しました。アンギアーリで従事していた職業を東京で展開してゆく事は想像以上に難しいようで、4ヶ月以上かかってやっと実家の近くに工房を借りたばかりです。
申し遅れましたが、私の職業とは、家具の修復、です。アンギアーリでは、文化財や個人所有のいわゆるアンティークの木製品全般の他、アンティークとはまだ言えない、家具や窓、ドアなど木製品なら何でも、修復してきました。
東京では、修復だけでは食べていけないようなので、やむを得ず、自分で買い付けた家具を修復した上で、販売する、という活動形態をとる事にしました。それに伴い、先ず、修復、というヨーロッパ文化を日本に紹介する事から始めたいと思っています。
言葉だけではなかなか説明しきれない事もたくさんあると思います。 そんなわけで、このブログで、少しずつ、私の活動を紹介していこうと思っている次第です。
今は、一時、アンギアーリに家具買い付けの目的で戻ってきていますが、この家具が東京に着き次第、修復を始めます。修復のプロセスなどをこのブログで紹介してゆく予定なので、家具のメンテナンスや、修復に興味のある方がいらっしゃれば、お役に立てるかとも思います。技術的な知識だけでなく、その奥にあるイタリア文化を感じ取っていただき、日本における私達の生活を豊かにする為の一つの選択肢になればいいなあ、と思っています。
「こんな家具が欲しいんだけど」 とか、「今持っている家具を直したいんだけど…」 など、何でもコメントしてみて下さい。お役に立てるように努力します。
…というわけで、今回は自己紹介だけ…。
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tomoko-ingp
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2007-05-24 22:18
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